使役動詞や知覚動詞と違ってちゃんとした名前がついていないので、代表的な動詞で名前を付けました。
あまり難しくないので、さらっとやってしまいましょう。
consider O C = consider A as B
この見出しだけでほぼ説明おわりです。
considerがSVOCの形で使われているのを確認したら「consider A as B」で訳す。

まずは文がSVOCになっていることの確認です。

確認できましたか?
目的語culturesのあとに形容詞が来ていることから、SVOCだとわかります。
これを "considers its cultures as unique"として訳してあげればいいわけです。
答えは「各国は自国の文化が独特であるとみなしている」です。
同様に、「〇〇 A as B」で用いられている動詞がSVOCで使われていたら「O = C」を意識して訳しましょう。
具体的には以下のようなものがあります。
・find 「OがCだとわかる、感じる」(ex) I found the movie interesting.
・think 「OがCだと思う」 (ex) They think him reliable.
・believe 「OがCだと信じる」 (ex) She believes the news fake.
・consider「OがCだとみなす」 (ex) We consider her a good teacher.
日本語訳をみて貰えばわかると思いますが、訳が「OがC」となっていますよね。(「OをC」でもいいんだけど)
これはまさにOとCが主述関係にある証です。
ところで、findは「探す」とは訳さない場合がほとんどです。注意しましょう。
形式目的語 find it C to ~
find, consider 型の動詞の特徴として、形式目的語がよく見られるというのがあります。
形式目的語とは、長すぎる目的語を一回itで置き、のちにto不定詞で説明するものです。
実際見た方が早いので例文をば。

何はともあれ、SVOCの確認から始めましょう。
大丈夫そうですかね?

上のようになります。
すると、SVOCの後ろにto不定詞があるのがわかるでしょうか?
これがまさに後回しにされた本当の目的語、「その仕事をすぐ終わらせること」になります。

そういえば、OとCは主述関係にあると口酸っぱく説明してきましたが今回はitとdifficultがそれにあたります。
すると、"it is difficult to finish..."という形式主語の文章が見えてきませんか?
形式目的語という一見目新しく見える構文も実質、形式主語の仲間なんですね。
答えは「私はその仕事をすぐ終わらせることが難しいとわかった」になります。
まとめ
find, consider 型
・considerのような ”〇〇 A as B” の動詞が “〇〇 + O + C” として登場する。
・とりあえずfind, consider, think, believeをおさえよう。
・”find it C to~”のような形式目的語があることに留意されたし。
これでSVOCの3つ目の型が終わり、残すは後一つです!
頑張りましょう!