日記

2026 共通テスト解説 物理

お久しぶりです。今年もよろしくお願いします。

去年やった共通テスト解説が一部の方々に好評だったので、今年もやりたいと思います。

例年のごとく、あの教科が鬼難化しただのなんだの聞こえてきますが真相や如何に・・・?

さて、今回も私自身が共通テストを解いて率直に感じたことを記します。

(基本的に理系科目しかやるつもりはありません)

今日は物理を解きます!

以下に記す難易度は次の表を参考にしてください。

難易度

★☆☆:教科書レベル。

★★☆:リードα、アクセスレベル。

★★★:重要問題集レベル。

大問1

問1 難易度 ★☆☆

間違える要素はないと思われる。

問2 難易度 ★☆☆

時間がたつとコンデンサは抵抗値∞、コイルは抵抗値0。

導線ももちろん抵抗値0

問3 難易度 ★★☆

共通テストでの正答率は高そう(なんとなくで正解を選べそう)だが、記述式だと完答はなかなかいなさそう。

リアクタンスはベクトルで合成できますよね。

問4 難易度 ★★☆

いわゆる初見問題。

問題前半で「ヘリウム風船が観測者の加速度と同じ方向に慣性力を受けること」を学びましょう。

なぜそうなるかって? んなもんおうちに帰ってから調べればいいんだよ!

問5 難易度 ★☆☆

原子の単元はとても簡単。

原子の単元から逃げなかった受験生へのご褒美

(去年と全く一緒のこと書いてる)

問6 難易度 ★★★

(a) 内部エネルギーは3/2nRTで表せて、PもVも共通ならばTは違えどnRTは同じ。

(b) 平均運動エネルギーは温度に比例。ここまでは知識ベースで行ける。

(c) コレがめんどくさい、運動量変化から力積を求めて圧力につなげる、あの導出を少し思い出してあげないといけない。

「共通テストは証明ができるかどうかすら確認できるんだぞ」とでも言わんとしている問題。

大問2

問1 難易度 ★☆☆

特にコメントすることない。

問2 難易度 ★☆☆

同上。

問3 難易度 ★★☆

設定自体は定番だが、よくわからん出だし。

アを間違えるのは論外だが、イは油断すると間違える。

問4 難易度 ★★☆

Vを代入して計算するだけ。

エの選択肢に至っては、単位が長さ[m]になる方を選べばよい。

大問3

問1 難易度 ★☆☆

間違える人は普通に間違えそう。

正答率は案外高くないんじゃないか?

世の中の受験生をなめすぎだろうか。

問2 難易度 ★☆☆

マス目をかぞえられるかな?という問題。

何を問いたいんだ、この問題は。

問3 難易度 ★☆☆

熱効率の意味を理解できていたかどうか。

問4 難易度 ★☆☆

平面波と円形波の干渉は今年塾でも扱ったので出てくれてうれしい。

テーマがようわからなくてもこの問題はできるでしょう。

問5 難易度 ★★★

問4の式をもとに代数的に処理すればおそらく間違えないが、直感でやると間違える。

「同じ波が逆向きに進行する→定常波ができる」をわかっていればその限りではありません。

問6 難易度 ★★★

点Qは時間的にどういう点なのか?

「Oから出て2T秒経った波とLから出て10T秒経った波の重なる点」です。

例えばそこからT秒経つと、

「Oから出て3T秒経った波とLから出て11T秒経った波の重なる点」になりますね。

大問4

問1 難易度 ★☆☆

アの選択肢にイライラした受験生は少なからずいそうではある。

問2 難易度 ★☆☆

ΔE=W、共通テストの出題者はこれ問題にするの好きだぞ。

問3 難易度 ★★☆

斜方投射の問題だとおもってやりましょう。

今回は重力加速度が電場による加速度になっただけです。

問4 難易度 ★☆☆

問1に引き続き「荷電粒子の電気量が負である」ことをリマインドしてくれている。

共通テストの監修者はきっと優しい方だ。

問5 難易度 ★★★

ローレンツ力と向心力の関係から円半径は質量と速度それぞれに比例する、それはいい。

「同じ軌道を描くように入射速度を調整」とあるがどうやったら同じ軌道になるのか?

それは「yをxで表したときの式が同じになる」です。

つまりパラメータのtを消去したときのy=f(x)の式の形が一致すればいい。

そこまでしなくても、「x= L のときy= 0 とかVy=-Vy」の必要条件から正解にたどり着けるが・・・。

全問題を通じて、一番時間かかる問題だったのでは?

総評

全体的に、「基礎の正しい理解」や「普段からの科学への興味関心」があるかを問われる良問が多い印象でした。(←去年の感想)

・今年度は「国立の2次試験をそのまま選択肢式にしただけ」のような問題がほとんどでした。

・それはつまり、ややテンプレじみた問題が増えたことを意味します。

雰囲気で解ける問題はほとんどないので、平均点は下がるのでしょう。差がつく科目になったはずです。

対策として難しい問題に手を出す必要性は一切感じませんでした。リードαやアクセスだけで85 点は取れる印象です。(←去年の感想)

重要問題集Aレベルまで完成していないとお話にならない(80いかない)年度だと思います。

・「円形波と平面波の干渉」といったテーマも初見かどうかでは話が変わってきそうですし、標準問題の演習量がモノをいいそうです。

昨年度に比べると堅いというか、王道にも感じる問題が並びました。

解いていてあまり感情が動かされないというか・・・。

あ、大問1問5の強引さには少し笑いました。

次回は化学をやる予定です!

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