あなたの人生初めての“こだわり”はなんでしょうか?
どこまで人生を遡ればいいのか、そもそも強いこだわりを持ったことがあったろうか・・・。
私の場合、記憶の限りでは「色」です。
初めてかどうかはともかくとして、色にこだわりを持った経験のある方は多いのではないかと思います。
私が小さい頃は、緑系統の色が好きでした。
緑と肌色のクレヨンばかり短くなった記憶があります。
(そう言えば現在は肌色ではなくウスダイダイというらしいですね。)
今でも、色の採用で迷った場合は緑を選択するようにしています。
中庸で目に優しいところが好きです。
関係ないですが抹茶も好きです。
「しろくまくんなにがきこえる」という絵本をご存知でしょうか。
「はらぺこあおむし」の作者として有名な絵本作家、エリック・カールの作品です。
私が子供の頃よく読んでいたそうです。
好きだった理由は思い出せるわけもないのですが、
今読んでみても色彩が非常に魅力的で、それぞれの色の持つ個性が際立ち、当時の自分が魅入られるのもわかる気がします。
私はこの本をはじめとした、色が魅力的な数々の本を通じて「緑色へのこだわり」ができたのでしょう。
“こだわり“には
①ある物事に必要以上に気を配る
②徹底的に追求する
の大まかに2つの意味があります。
今回は特に①の意味でこだわりという言葉を用いています。
こだわりを持つにはその分野の魅力を感じた上で、更に抜けている何かに出会う必要があるでしょう。
「こだわり」は何かしらのエキスパートになれる入り口であり、
また、その人をその人たらしめてくれる、アイデンティティに関わるものでもあります。
過度なこだわりは視野が狭まるのでアレですが、適度なこだわりは一つ二つ持っておきたいですね。
エリックカールは自分で色をつけた色紙を貼り付ける技法で絵本を作っているそうです。
言われてみればなるほど確かになんですけど、すごいなあ。