前回の物理に引き続き化学も解いていきます。
物理は良問が多く難易度もちょうどよい印象を受けましたが、化学はどうなのでしょうか?
以下に記す難易度は次の表を参考にしてください。
難易度
★☆☆:教科書レベル。
★★☆:リードα、セミナーレベル。
★★★:重要問題集レベル。
大問1
問1 難易度 ★☆☆
知識問題。頻出ジャンルなので正答率は高いはず。
問2 難易度 ★★☆
実在気体のおはなし。知識というよりは理解できているかを問うている問題。
問3 難易度 ★★☆
みんな大好きヘンリーの法則。
ちょっと見慣れない設定なので、状況を冷静に整理できたかがポイント。
問4 難易度 ★☆☆
コロイドの知識問題。
正誤のわからない選択肢もあるかもしれないが、正解を選ぶのは簡単。
問5 難易度 ★☆☆
この単元知らなくてもなんとなくでできそう。
問6 難易度 ★☆☆
浸透圧の基本問題。U字管じゃないのが少し目新しく感じるかな?
大問2
問1 難易度 ★★☆
化学発光ってそういえばなんだ・・・?となった受験生も多いかも。
ネオンサインは今どこで見れるんでしょうね。
問2 難易度 ★☆☆
電池の基本的な計算問題。
問3 難易度 ★★☆
なんとなくでも2択では絞り込めるけど、正解するにはちゃんと計算しないといけない。
問4 難易度 ★☆☆
簡単なのだけどこういう問題、正答率は高くないような気がする。
問題集でも見かけない類だし。
問5 難易度 ★★☆
ド定番の問題。
さっきと逆で、簡単じゃないけど問題集にはよく載ってる。
問6 難易度 ★★☆
温度が化学反応に与える影響とは、の問題。
理解度をグラフで確かめる問題、すき。
大問3
問1 難易度 ★★★
ここからは無機の問題が続く。
当時、私自身が無機の知識を身に着けるのが嫌いだったので、この大問は難易度を甘めにつけるかも。
この問いに関しては
「鉄(Ⅲ)ではなく(Ⅱ)でしたー」とか言われると、無機化学はしょうもない分野なんだなと思われてもしかたない。
もっとおもしろみのある問題出せないか?
問2 難易度 ★★☆
水ガラスの知識問題。
パッと見全部あってそうなのであやふやな知識だと迷うかも。
問3 難易度 ★☆☆
無機はこういうのでいいんだよとうなずく問題。
簡単だけど、。
問4a 難易度 ★☆☆
古典を盛り込んだり地理要素を盛り込んだりと、それっぽいことをしたいのはわかる。
問4b 難易度 ★★☆
反応式の係数を求める問題。
未定係数法でもないし大した計算量ではない。
問4c 難易度 ★★☆
ひねった要素は一切ない。
大問4
問1 難易度 ★☆☆
酸の強さは定番トピックです、必ずおさえましょう。
問2 難易度 ★★☆
ⅠとⅡで条件絞り込んで、Ⅲの計算量を減らしましょうってことなんだろうけど。
Ⅱの貢献度合いが低すぎる(笑)。
問3 難易度 ★☆☆
簡単。糖のジャンルから逃げていなければ。
問4a 難易度 ★★☆
アセチレンの知識を問うているように見せかけた、化学結合の理解度を問う問題。
問4b 難易度 ★☆☆
高分子の典型問題。
問4c 難易度 ★★☆
高分子の典型問題(計算)。
こういう問題をパッとできるかは日々の積み重ねで決まる。
大問5
問1 難易度 ★★☆
知識問題。
頻出テーマではないのだが、言葉のセンスあれば知らなくても行けそう。
問2 難易度 ★★☆
化合物Eの択が簡単なので、実質2択。
問3a 難易度 ★☆☆
酸化数の足し算引き算。
正答率高めのはず。
問3b 難易度 ★★☆
ナフタレンの酸化、知らないとできない。
ナフタレンが何かわかっていれば、ほぼ2択だとは思う。
問3c 難易度 ★★☆
新課程、エンタルピーの登場。
初年度ということもあり、エンタルピー関連は簡単なこの1問だけ。
チキン。初年度だからこそいろいろデータとらなきゃ。
共通テスト初年度の数学を見習ってほしい。
問3d 難易度 ★☆☆
見慣れない化合物だらけですが、聞かれていることは至ってシンプルです。
総評
・全体の傾向としては昨年度とあまり変わらずという印象。
・が、難易度★1の問題がいくつだっただろうか。正答率高めの問題は多くないので難しい年度だとおもう。
・化学の計算問題はどうしてもバリエーションが限られているのがよくわかる。(見慣れない物質とか表面上だけ)
・バリエーションが限られているということはいろんな問題に手を出さず、ひたすら同じ問題を解いて精度を上げろということ。
・知識問題はコツコツ積み重ねるしかないとして、計算問題はセミナー、重要問題集Aレベルで事足りると感じた。
・物理に比べると解いていてあまり面白くなかった(個人的な感想です)。
物理とはうって変わって典型問題がそろっていた印象です。
化学のセンスがあろうとなかろうと、典型問題の演習を積み重ねた受験生が報われるイメージ。
今年度は一定水準以上の難易度がそろっているので、差がつきます。誰でも解ける問題はそうなかった。
なので、化学に泣く人も笑う人も多そう。
「『化学』という点数が安定しやすい科目で差がつく」という事実は今後の生徒への脅しに非常に有効でしょう。
思わぬ収穫です。
明日は数学ⅠAをやります!