おそらくどこの大学を受験してもやることになるでしょう、自由英作文。
自由英作文のほとんどは
「あなたは〇〇について賛成ですか?反対ですか?意見を述べよ」
という形で出題されます。
自由という言葉は課された途端嫌になるもので、自由英作文が苦手な人も多いようです。
私も現役時代は苦労しましたが、私自身の経験則と採点する側の観点から気づいたことがちらほらあります。
1つは、「自由英作文は基本的に加点式」だということです。
もちろん文法ミスがあれば減点はされるでしょうが、文法ミスがなければ満点かと言われるとそうではありません。
加点要素も1つではないでしょう。
全体としての構図や論理性があるかなど、日本語にしたときそもそもどうなのかはとても重要です。
全体としての構図は形が決まっているので覚えてしまえば問題ありません。
論理性については、自分の主張を支える強い理由をパッと出せるようにならないといけませんね。
2つ目は先ほどの論理性に関連しますが、
「基本的に反対のスタンスをとった方が書きやすい」ということです。
「あなたは〇〇についてどう思いますか?」の〇〇は大体の場合「知らんわ!」って言いたくなるようなお題が多いです。
それゆえ賛成したくてもその主張を支える理由として、〇〇についてのメリットを見つけるための時間がかかる傾向があります。
一方、反対意見を支える理由は「現実的でない点」や「他に劣る点」など決まった観点から攻めればいいので、比較的妥当な理由を探しやすいです。
そもそも人はノーの理由を探すのが得意な生き物なので、反対意見を論理的にまとめる方が容易です。
他にも細々としたポイントがありますが長くなりそうなのでここまでにしておきます。
先ほどは「反対のスタンスをとったほうが書きやすい」と言いましたが、実際は「ここをこうすれば賛成」と建設的な意見を言える人間でありたいですね。