私は時折,生徒と話をして「今後の展望を見据えて今どう勉強するか」の話をします。
ただし,具体的に「あれこれやりなさい」というのはなるべく控えるようにしています。
自分で考えることを尊重したいからです。
自分でやることを決める(以下「自己決定」と呼ぶ)ことにはモチベーション維持と創造力の生成の効果があると言われています。
詳しくは以下の動画で説明されているので気になる方はぜひ。
ダニエル・ピンク「やる気に関する驚きの科学」
https://digitalcast.jp/v/14577/
科学的に証明されているから自分でやることを決めさせているわけではありませんが、この動画を見て実体験と照らし合わせても納得できる箇所がいくつもありました。
言われたことをただやる。
怒られないためにやる。
それよりも,言われたことより自分で決めたことのほうがやる気がでるし,
怒られないためよりも自分で褒美を決めて一定以上の順位を目指す方がポジティブに実践できる。
もちろん,自分で何かを決めるのは手間ですが,決して省略していい過程ではないと考えています。
私立では大学ごとに「このように勉強すればいい」とわかりやすい指針がもらえますが公立生はそうも行かない部分もあるでしょう。
自分の現状の分析と将来の展望を照らし合わせて,今後何をすべきかよく考えてほしいと思います。
どうも,大学の同期を思い出しても留年するのは私立出身ばかりだったような気がするのですが関係あるのかも???