生徒が「なぜか答えが合わない」という質問を持ってくることがよくあります。
大体そういう時はどこかで計算ミスをしているものです。
今日質問しに来てくれた子も例に漏れず途中の計算をミスしていました。
「ちょっと見直せばわかりそうなミスだけどなー」と思いながら指摘していましたが、ふと大学でのプログラミングの授業を思い出しました。
プログラミングとはパソコンに対する命令文を作成するようなもので、決まりに従ってアルファベットや数字を打ち込んでいきます。
パソコンは融通が効かないので、1文字でも間違うとエラーになってしまいます。
私は大学の授業で、課題のプログラミングを作成するたびにエラーが出ていました。
どこを見直してもミスが見つからない。
エラーになるパソコンを何度もぶん投げそうになりました。
結局自分で解決できない時は最後の手段としてプログラミングが得意な友達に見てもらっていました。
一瞬で「ここが違うよ」と教えてくれます。
大体誤字か字が抜けているパターン。
「なんで自分はこんなミスに気が付けないんだろう」と情けなくなると同時に、
「なんでこんなすぐミスを見つけられるんだろう」と不思議でした。
実際聞いてみると
「大体ミスしてそうなところわかるんだよね」とのこと。
その友達はプログラミングを独学で子供の時からやっていたので自分も昔は似たようなミスをいっぱいしてきたそうでした。
話を戻しますが、確かに私も数学でたくさん計算ミスをしてきたからこそ、本人には気づけないミスにも簡単に気づけるのかもしれません。
なんとなくミスを探す目線も、ありがちなところに集まります。
結局、自分でたくさん失敗しないと失敗に気づく目も養われないということなのでしょうね。
歳をとるごとに失敗するのが億劫になってくるので生徒には今のうちにたくさん失敗してほしいです。