物理を勉強していると「熱」という分野が出てきます。
高校の頃はほとんど印象に残っていないというか、地味なイメージがありました。
力学だったら運動をイメージしながらあれこれ解くのが楽しかったんですが、
熱って内部エネルギーがどうだの圧力がどうだの正直、「で?笑」みたいな。
2次試験で熱が出ないこともわかっていたので深く勉強することもありませんでした。
ところがどっこい、大学で習った物理で1番面白かったのは何かと聞かれたらおそらく「熱」かなと思います。
高校は熱力学第1法則を中心に色々話が進みますが、大学では新しく熱力学第2法則が登場します。
熱力学第2法則は「あついものの熱は冷たいものに移動する」というもの。
熱いお茶を放置してたらお茶がさらに熱くなっていく、なんてことはありませんね。
自然界で起こる当たり前のこの現象ですが、これを数式でいろいろ議論できることにワクワクしました。
講師の教え方が上手だったのも大きいかなとは思います。
正直に言いましょう、高校の熱は面白くないです。
内容は浅いし問題のバリエーションも少ない。
だから点数自体は取りやすいんだけど。
熱力学の本当の面白さをのぞいてみたいあなたは
「熱力学の基礎」(清水明 著)
を読んでみてください。
微分は知ってる必要があるので注意!