最近,寝ている間にだいぶ汗をかいているのか目が覚めるととても喉が渇いています。
喉が乾くといえば,自衛隊の訓練の,特に夏期においては常に喉が渇いていた印象しかありません。
駐屯地外での長距離走や徒歩行進では自販機を恨めしそうに見つめていました。
徒歩行進では,手持ちの水分をすぐに消費しないようにキャップに注いで飲むようにしていました。
それでも手持ちの水分は途中で空になってしまうんですけどね。
訓練が終わった後のコーンスープの味は今でも忘れられません。
今の時期は冷製スープが美味しい季節ですが,もちろん訓練直後に飲んだコーンスープは日光に照らされ続け,ぬるいを通り越したあったかコーンスープでした。
最初は炎天下であったかスープを飲むことに抵抗があったのですが,いざ口にすると美味しすぎて一瞬で飲み干してしまいました。
美味しすぎたというよりただ水分を欲していただけだとは思いますが,
「喉の渇きはこれほどまで味覚に影響を及ぼすのか」と驚愕しました。
水分に関する話を挙げるとキリがありません。
とある日,訓練から基地に戻り自販機に直行すると,その日訓練が休みだった他のクラスの同期が3,4人並んでいました。
自分もその後ろに並ぶと,私の訓練直後の泥まみれの様子を見るや否やその同期たちが
「めっちゃ喉乾いてるでしょ」
と1番前に譲ってくれました。
普段同じことをしているからこそできる優しさだなあと当時感動した覚えがあります。
喉の渇きに耐えることが美徳とされていた時代もあるようですが,今は決してそんなことはありません。
こまめな水分補給で夏を無事に過ごしましょう。