世の中には痛ましい事故がたくさんあります。
1番どうしようもないのは自然災害ですが、人災によるものもたくさん。
ニュースで車に轢かれたとか鉄骨が落ちたとかで亡くなられる報道を目にするたびに「お気の毒に」と思います。
ただ、事故によっては「自分だったらこの事故には遭遇しないだろうな」というものもチラホラです。
例えば、交差点で歩行者として信号を待っているシチュエーションでは私は対向車と自分の間に電柱か人を挟むようにしています。
鉄骨作業やクレーン車など危ない現場の近くは歩きません。
運転していて、前を走る車の積荷が危険に思えばできるだけレーンを変えます。
私はイレギュラーにとっさに反応できる方ではありません。
しかし、未然に防げるものは防ごうと努力している方だとは思います。
こういうことを意識し始めたのは学校でKYT(危険予知トレーニング)を教わってからです(小6?中1?くらい)。
鹿児島ではKYTだと誤解を生んでしまいますね。
学校で習った時は危なそうなことがいっぱい載っているイラストを使って、「どこが危ないでしょうか?」と若干茶番じみたことをやりました。
その時はまちがいさがしで遊んでいるくらいのつもりでした。
ただ、あるとき事故のニュースを見ていて、その事故に対するKYTをやってみた場合、自分が巻き込まれないためにできることはたくさんあることに気づきました。
私は事故のニュースを見るたびに軽く「自分だったら」を考えます。
勿論どうしようもないものもありますが、なんとかなりそうなのもあるわけです。
事故事例から何かを得ないと損ですよね。
交通事故をはじめとして一見不運に見える事故はたくさんありますが、事故に遭う人はおそらく来世でも事故にあう可能性が高いだろうなと考えています。
逆にしぶとい人(いい方よくないかも)は、事故にも遭わないしあったとしてもなかなか死なない。
どっちになるかの違いは案外ちょっとした警戒や準備なのではないでしょうか。
個人的に1番簡単にできる警戒として、「両手を塞がない(できれば利き手を空ける)」ことがおすすめです。
理由はたくさんありますので両手を塞いだ場合に起こりうることを想像してみてください。