日記

歩けるスキー

寒くなってきましたね。

冬の到来を感じます。

冬といえば、私は鹿児島生まれにも関わらず妙に様々なところでスキーを経験しています。

直近だと、自衛隊で岩手にいた頃はスキー訓練に参加しました。

自衛隊で使用するスキー板は、一般のものとは少し異なります。

1番大きな違いはかかとが固定されていないことです。

かかとが固定されている方が滑る時に安定しますが、固定されていない方にもメリットはあります。

それは、歩くことができるというメリットです。

というより、「自衛隊で使用されているテレマーク式と呼ばれる万能(滑る・歩く・跳ぶ)なスキー板を滑りに特化させたものが、我々に馴染みの深いアルペンスキー板である」という言い方をした方が本当は正しいです。

かかとが固定されていないスキー板です。

スキー経験者なら想像つきますでしょうか。

非常に難しかったです。

体の重心が板上にないと転ぶし、丁寧にエッジを立たせないとこれもやはりすぐ転びます。

実際、何度も転びながらコースを下りました。

一般客の小学生がビュンビュン後ろから抜かしていきます。

無駄な力が足に入り、すぐに脚の筋肉がパンパンになります。(背嚢を背負いながらやることも要因にはなっている)

何度も嫌になりましたが、無事検定では合格をもらえました。

ただ、滑れるようになるのは始まりに過ぎません。

滑れるようになると装備品をまといながら何キロも走ります。

私はこのステージまで訓練していないのですが、北国の隊員は毎年これをこなしているだけあってとても逞しいです。

私のこのスキー技術が役に立つ日はくるのでしょうか?

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