日記

暑い日の思い出

暑くなってきましたね。

今日の暑さにふと、大学院時代の思い出が蘇りました。

7月半ばの頃。

私は朝からクーラーをガンガン効かせて部屋で動画を見ていました。

ちょうどお昼時にインターホンが鳴り、玄関を開けるとおばちゃんが「こんにちは」と。

年金未払いの私に対する催促でした。

コンビニで支払いの手続きができるそうで、しかも今してくれたらQUOカードをくれるということだったので、

「それじゃあ」と私はふらふらコンビニまで手続きに。

おばちゃんは玄関近くで待ってるということでした。

私はコンビニで手続きをしながら

「俺みたいな未払いの人のために汗水垂らして炎天下に訪問して回るのも大変だなあ」

と仕事ではあるのでしょうがなんとなく申し訳なくなり、

手続きついでにペットボトルのお茶を買って玄関まで戻りました。

玄関で待っていたおばちゃんに支払い証明書とお茶を渡すと、大層喜んでくれました。

QUOカードをもらえるついでに喜んでもらえて、私も満足でした。

次の日、ポストを見ると珍しく手紙が。

封を開けるとどうやら昨日のおばちゃんのようで、

お茶に感動したらしく感謝の言葉と、個人的なお礼として現金が入ってました。

どう考えても現金の金額はお茶と釣り合っていません。

しかし、思いがけない親切というのがおばちゃんにクリティカルヒットしたのでしょう。

私はそのお金でとりあえずビールをたくさん買いました。

いい話だと思ったので研究室の同期にこの話をすると

「年金まともに払ってる俺が何もなくて、未払いのお前がQUOカードと現金もらってるという理不尽さのせいで何も感動できない」

と言われました。

たしかに。

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