日記

料理の「上手さ」とは

最近自炊をさぼり気味だったので、なるべく作るようにしています。

今はわかりやすいレシピ動画がいくらでも出てくるので、はじめての料理でも大概おいしく作れてしまう。

レシピ通りに作ればおいしさは保証されているのです。

となると、料理の「上手さ」っていったいなんなんでしょうね?

小さいころお世話になっていた床屋にあった、グルメ漫画「美味しんぼ」の話で

「かっぱ巻き対決の勝敗の決め手が、かっぱ巻きの長さだった」回がありました。

理屈はよくわからんのですが、スーパーで売っている長さより気持ち長くしたほうがおいしいそうです。

判定員が、長めに作った料理人の心遣いを称賛していた記憶があります。

誰でもおいしく作れる時代、料理の上手さとはそういった食べる人への心遣いに現れるのではないかなと思いました。

食材の食べにくい部分を丁寧にとる、食べやすい大きさに切る、盛り付けで見栄えをよくする。

小さいことの積み重ねが、よりおいしく食べられるエッセンスです。

レシピ動画を見るときは食材の下準備など特に注意してみると、よりおいしくつくれるでしょう。

あんまりこういうことをいうのはなんなんですが、小さいころ「美味しんぼ」の大抵の回を

「なにいってんだこいつは」

と思いながら読んでいました。

かっぱ巻きの回は例外の類です。

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