日記

命の危険を感じた思い出

最近,ミサイル関連で穏やかではない日が続いていますね。

落としてこないことは分かりつつも,万が一を考えるととても不安です。

仰向けで寝ている上を子供にぴょんぴょん飛び跳ねられている気分とでも言いましょうか。

私は「死ぬかもしれない」と思った瞬間がメキシコで一度あります。

街の散策で夜のメキシコシティを満喫し,ホテルに帰るためタクシーに乗った時のことです。

信号が青になりタクシーが発進したところ,対向車線から自転車がやってきて自らタクシーにぶつかりに行きました。

実際衝突し,タクシーは自転車を避けて再発進しようとしたところ,自転車に乗っていた人が立ち上がり手を広げて通せんぼ。

さらには周りの通行人50人ほどが輪を作りタクシーを囲い始めました。

集団の当て逃げでしょうか。

「これやばくないか??」

命の危険を感じました。

タクシーには私だけでなく同級生の女の子4人も同乗していましたが,私は自分一人ドアを開けて黙って逃走。

なんとかことなきを得ました。

特に追いかけられなかったので,彼らのターゲットはタクシーの運転手だったようです。

他の子たちも後から逃げ出したようで,全員無事に合流できました。

泣いている子もいればソワソワしている子もいて,みんな動揺を隠せない様子。

怖かったねと泣きながらハグしようとしてくるメキシコ人もいて

「いの一番に逃げた自分がハグする資格はあるのか?」とは思いつつも,断るのも変な話なのでハグしました。

思い出話なので特に言いたいことがあるわけでもありません。

命の危険を感じるのはもう結構です。

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