タイトルの割にはただの思い出話です。
ドラゴン桜(受験マンガ)に登場する受験生の矢島くんは、受験前日にお父さんから「受かっても受からなくてもどちらでもいい」という言葉をもらいます。
矢島くんはその言葉の真意を尋ねると、
「お前が一年頑張ってきたことがそもそも嬉しいんだ」と話す矢島父。
矢島父がカリスマ(?)講師の桜木先生からの助言を踏まえ、受験生にプレッシャーをかけない親を演じるちょっといいシーンです。
私もラ・サール高の受験前日、私の父から「受かっても受からなくてもいい」と同じ言葉をもらいました。
「ドラゴン桜のやつだ・・・!」と思いつつ、返し方がわからないでいると
父は暫し沈黙し、まさかの
「・・・本当は受かってくれた方が嬉しいに決まってる」
と前言撤回。
実際、「受からなくてもいいなんてことはないよな」と私も思っていたのでそっちの方がすんなりありがたく言葉を受け取れました。
受験当日の記憶すらほとんどないのに、こういう思い出はやけに解像度が高いです。
受験直前で大事なことは、睡眠と食事と持ち物確認。
親や周りの人がどう気を使ったところで本人にほとんど影響はありません。
なんて言ってしまっては味気ないですけれども。
あなたなりの配慮と想いをこめたエールを贈れば、それが間違いということはないはずだと思います。