4月分のテスト及びその解説が終わりました。
先週・今週はテスト作成やテスト解説の準備に少し追われる1週間でした。
テスト返却をする際、点数が予想より取れていたり取れていなかったりで生徒みんな一喜一憂していました。
あなたもテストで一喜一憂したことはあるでしょう。もちろん僕もです。
変な前置きをしてしまいましたが今回したい話は必要以上に一喜一憂するなという話です。
点数があまり芳しくなかったであろう生徒の一人に
「テスト返されて感想なんかある?」と聞いたときに
「授業の復習はやったんですけどテストはできませんでした」
という答えが返ってきました。
何か問題解決をする際(ここでいう問題とはテストの問題ではありません)、“制約事項“とそうでない事項に分けることが肝心です。
制約事項とは、「自分じゃどうにもできないこと」。
制約事項は解決しようがないので、制約事項でないところを切り口に問題を解決していかなければいけません。
例えばあなたが体育祭の委員会で開会式の担当だったとしましょう。
そして、開会式の準備を終えていざ本番を迎えるも、天気予報になかった豪雨によりみんなずぶ濡れになってしまった。
体育祭が終わった次の日、委員会で反省ミーティングが行われました。
議題の1つが「開会式でみんな濡れてしまったこと」。
さて、解決に向けて話をしなければいけませんが今回の制約事項とはなんでしょう。
細かく言えば色々あるかもしれませんが、間違いなく言えるのは「予想しない豪雨」です。
天気は自分でコントロールできません。
つまり、天気をどうにかしたり悪天候を避ける切り口では問題解決にあまり貢献できません。
制約事項は「仕方ない」としてそれを踏まえて「じゃあどうするか」と解決法を探る必要があります。
今回の例でも「予想しない豪雨に備えた何かを準備する必要がある」という切り口になるはずです。
話をテストに戻します。
テストがうまくいかなかった時に考えてほしいことが
「解けなかった問題が『仕方ない』のか『そうでないのか』」。
先生の出したテスト範囲をいくら勉強しても解けなかったであろう問題は制約事項です。
仕方ないと割り切り、次解けるようにすれば言い訳です。
一方、テスト範囲にガッツリ入っていた問題を解けないのはNG。
自分のテスト勉強を振り返り、なぜできなかったのかを考えなければいけません。
冷静に分析できる人は強い人です。
テスト返却でショックを受けることもあるでしょうが、一喜一憂はほどほどに。