TEDを見ていたら興味深いお話がありましたので少し紹介したいと思います。
テーマは「自分のいうことを聞いてもらうには」です。
あなたはありませんか?
良かれと思って助言をするも、いうことを聞いてもらえなかった時。
私自身も具対的な場面は思い付かないものの、今までに何度もあったように思います。
人の心とは本来温厚・優しいものでありながら、それでいて何かの拍子に押さえつけられぬほど荒れ狂い、乱暴になります。
そんな人の心はしばしば象に例えられるようです。
先ほど「いうことを聞いてもらうにはどうすればいいか」がテーマだと言いましたが、そのためには「象に接するように話すこと」が鍵となります。
後ろからそっと寄り添うイメージでしょうか。
と言われても、「具体的にどうすればいいんだ」となってしまいますから、ナッジ理論に基づいて説明します。
ナッジ理論とは行動経済学に関する理論で、ノーベル賞にもなっています。
ナッジ理論の中身についてはまたいつかに取っておくとして、これに基づくと
① 話の最初と最後をポジティブにする
② 疲れているときに話しかけない
③ 選択肢を与える(強要しない)
ことが重要だそうです。
それぞれ具体的に説明すると長くなってしまうので端折ります。
① についてはある程度会話の技量が必要そうですが、②と③については意識するだけで誰でもできることですね。
大切な人に手術を受けてほしいとき、友人が危ない道に進みそうなとき。
あなたの助言が他人の人生を左右するほど重要になる場面もきっとあると思います。
ぜひ活用してみてください。
<参考>
「心の中のゾウと仲良くなると、人は動く」 竹林 正樹