日記

スロット

自衛隊にいる間、2ヶ月ほどスロットにどハマりしてしまったことがあります。

「自分は関わらない」と決めていたのですが、友人に誘われ一回だけ行ったところ3千円が10分で消えてしまいました。

今までに3千円が虚無と化す経験をしたことがなかったのでその時はびっくりです。

隊舎に帰って同期にその話をすると「お前は負け犬のまま終わるんか」とみんなから煽られました。

よせばいいのにリベンジして今度は運悪く大当たり。

スロットをやったことがある方はわかると思いますが、大当たりの演出は本当に脳を無意識のうちに興奮させます。

あたかも私の力で当たりを手にしたかのような、冒険して宝箱を手にしたような達成感の快楽に満たされます(実際はほぼ運)。

たった一回の成功体験で私の射倖心は煽りに煽られ、「俺は他の人と違って勝てる」と幹部候補生学校の貴重な週末をスロットに費やすようになりました。

街中を歩いていても無意識にスロットの看板を目で追うように。

私はスロットに対する知識をほとんど持っていないのでだんだんと負け始めます。

まさか自分がカイジになるなんて思いませんでした。

「次は勝てる…次は勝てる…」

1万円札をノータイムで投入してた当時の感覚はもう思い出せません。

本当によくないのが、お金を使い切ったタイミングに限って「そろそろ当たるかも?チャンス!」みたいな映像が流れ始めることです。

じゃあ今度こそと追加でお金を入れて結局当たらない。グニャア〜。

結局ミニ四駆をするようになってから一時離れ、それをきっかけに辞めることができました。

そう、依存してしまうのです。パチスロは。

ドラッグの「一回だけなら大丈夫」という誘い文句をよくポスターで目にしますが「私は一回やったらダメな人間なんだろうな」としみじみ思いました。

勿論、体に害があるわけではないので一回経験する分には構わないでしょう。

ただしある程度お金を使わないと当たりは見れないでしょうし、当たったら当たったで次も行きたくなるのは間違いありません。

何がいいたいかというと、「行ったことがない人は行かなくていいよ」ということです。

賭博はやるなら競馬がおすすめです。

賭博そもそもはどうでもいいのですが、馬が走る様子は爽快で見ていてとても気持ちが良い。

一応馬券が100円から買えるのもいいですね。馬を見るついでくらいの感覚でやればいいと思います。

私はあれ以来賭博に懲りてるので何もやっていません。

通算マイナス2万円。

どう見ても大金ですが、同期たち曰く本当にかすり傷で済んでいるようです。

こわい。

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