日記

アドリブはいかにして

あなたは普段ジャズを聴きますか?

私は何か音楽が欲しいと思ったら、気分にもよりますがとりあえずジャズを流します。

ジャズにはよくアドリブによる演奏が入ってきます。

アドリブとは即興とも呼ばれ、その場で楽譜にはない旋律を奏でることです。

よくこんなかっこいい旋律をその場で作れるなあ、と聞くたびに思うわけですがいかにして彼らはアドリブをできるようになるのでしょうか。

もちろん誰しもいきなりアドリブをできるようにはなりません。

アドリブはいかにも感覚でやっているように見えますが、かっこいいアドリブの裏には膨大なサンプルがあります。

一度聴いたかっこいい旋律を一音ずつ丁寧に練習して、自分のものにする。

或いは一音ずつ丁寧に旋律を作り自分のものにする。

普段からこれらの作業を繰り返して自分の中に膨大な量のサンプルを作ることで初めてアドリブができるようになるわけです。

ムリヤリつなげるわけでもないですが、数学や理科の入試問題を解けるようになるまでの過程と似ています。

難関大ほど初見性の高い問題を出題しますし、それをさらさらと解ける人は側から見ると不思議に見えるかもしれません。

その裏には、典型問題の解法に関するサンプルが膨大にありそのサンプルからヒントをもらうことで初見性の高い問題を解き進めていけるわけです。

私も高校の頃アドリブに憧れていましたが、なんとなく奏でる印象が強かったためなんとなくで練習していました。

できるようになるまでの過程がなかなか見えづらいですよね。

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