「勉強してないわけじゃないんだけど成績が伸びない」
というあるあるに対して。
いきなり結論から書くと
「自分で思っているより基礎がおろそかになっている可能性が高い」です。
生徒との面談などで今週やるべき勉強の内容を伝えていると
「そんな簡単なものをやるんですか?」
とよく言われます。
見せてもらった模試や定期試験の成績表を見て、基礎が危ういのを確認した上で僕も提案しているので
「いやいや。絶対8割も解けないから」
と内心は思うわけですが、
「試しに1週間やってみて楽勝ならやめよう」
との言い方でとりあえずやってもらいます。
1週間後の生徒の反応は言うまでもないでしょう。
私たちは自分で思っているよりも基礎が身についていません。
そして、身についていないことに多少気付いたとしてもみてみぬふりをしてしまいます。
前のステップに戻るという行為が怖いからです。
前のステップに戻ることは、無理して次のステップに行くよりずっと効率的ですし
「基礎を振り返る」という新しいステップともいえます。
もちろん、高3などのタイミングで基礎に戻ることへの不安はわかりますので
「大丈夫」と背中を押して不安を取り除くのは私の仕事だと認識しています。