日記

「大丈夫」と判断する閾値が低い

私は「数学と理科は実際に解くことでしか力はつけられない」と生徒に常日頃話しています。

本日、生徒と面談をしていて「最近のテストで思うように解けなかった」という話を聞きました。

どんな勉強をして挑んだのかを聞くと、

「テスト範囲の問題を1周解きました」

と答えてくれました。

自習している様子は普段から見ていたので、その生徒が早い段階からテスト勉強に着手していたのは私も知っています。

しかし1周解いて、解けなかった問題の解説を読んで満足してしまったそうです。

「あまーーーーーーーい!」

理系教科においては、一回解けなかった問題は再度3日後に解いてもなかなか解けないものです。

人間そんな簡単に変わりません。

私の場合、相性の悪い問題なんかは何回挑んでも解けませんでした。

その生徒には「せっかく1周して自分の弱点がわかったんだから、弱点をひたすら潰す作業をやらないと非常にもったいないよ」

という話をしました。

そして「解答を自分の力のみで最後まで書き切る」ところまでを確認せずには弱点を潰したとは言わないという話も。

普通の人ならテスト勉強で時間が余ることはありません。

できない問題をできるようにするには時間がかかります。

できない問題をどこまでできるようにしたかがそのまま点数となって返ってくるのです。

できない問題を、解説を読むことでよしとするか、何も見ずに解き切るところまでやることでよしとするかでは最終的にどえらい差となりますよ。

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